婚姻届にはすでに捨印の欄が用意されているものがあります。始めて捨印を耳にする方は、なぜ必要なのか?押印する必要があるのか迷ってしまうでしょう。
ここでは捨印を押す理由について、また証人にも捨印をもらうべきなのか?など、結婚届の書き方や捨印についてご紹介をいたします。
また証人を夫婦に頼む場合などの、印鑑についての注意も合わせてご紹介をいたしますので、確認をしてくださいね。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
結婚式のお色直しのエスコート役の選び方や演出のポイントを紹介
結婚式ではお色直しのために新郎新婦がエスコートされて退場するシーンがあります。 このとき、誰にエス...
スポンサーリンク
婚姻届に捨印は必要?捨印を押す理由
大好きな彼との入籍が近付いてくると様々な準備を始めますよね。
結婚式場の予約を初めとして新居への引っ越し準備や新婚旅行の準備など、いろいろな準備に日々追われることでしょう。
婚姻届について調べていると一度は目にすることがある「捨印」
そもそも婚姻届に捨印を押す必要はあるのか?まずはその理由について知っておきましょう。
捨印とは何なのか?また捨印を押す理由とは?
「捨印」とは婚姻届等の書類に押す印鑑のことを言います。
この捨印は、万が一書類に不備があった際に「役所の人間が書類に手を加えるのを許可しています」という証を残すためのもので、土日祝などの役所が開いていない時間帯に婚姻届を提出する際には捨印を押しておくことで、書類の不備によるトラブル(入籍日がズレる等)を防ぐことができます。
役所であれば改ざんの可能性はゼロに等しいと思いますが、そうしたリスクがあることも一応頭に入れておきましょう。
捨印を使った婚姻届の訂正方法
では捨印の必要性が分かったところで、次は実際に捨印を使った婚姻届の訂正方法について確認してみましょう。
正しく捨印を使って婚姻届を訂正するには?
まずはポイントを抑えましょう。ポイントは主に2つ。
婚姻届を訂正する際の捨印の位置
基本的には婚姻届の「記入欄外」か「指定の捨印欄」に押すことになります。
訂正印の有無
一般的には訂正が伴う場合には訂正印が必要とされていますが、捨印を押す場合には訂正印は必要ありません。
※訂正箇所によっては訂正印が必要になる場合もありますので注意が必要。
上記を踏まえると婚姻届の訂正の手順は以下のようになります。
手順
- 間違った箇所(訂正したい箇所)に上から線を書きます。
- 正しい内容を訂正した箇所の記入欄の空白におさまるように記入します。
- 婚姻届の空白欄か婚姻届に捨印を押す欄がある場合にはそこに押します。
以上で訂正は問題ありません。
証人にも婚姻届に捨印をもらう必要はあるのか?押印の場所について
一方で婚姻届には婚姻する本人たちのサインのほか証人2人にもサインを貰う必要がありますよね。
婚姻届の証人欄は証人本人以外が訂正することはできません
万が一不備があって訂正が必要になる場合には証人のところに持っていき本人に訂正してもらう必要があり、場合によっては、希望の入籍日に間に合わないなどの事態になってしまう可能性があります。
また、証人欄に捨印を貰う場合の捨印の押印場所ですが、基本的には「証人欄の左横」で問題ありません。
婚姻届の証人の捺印、捨印の注意点
婚姻届の証人に捨印を貰う場合にはいくつか注意点があります。
証人分の捨印を貰うこと
婚姻届を提出する際には2人の証人が必要になりますよね。
一般的には両家の親に頼むという方が多いと思いますが、中には、友人夫婦や片方の両親だけに頼むケースもあるでしょう。
必ず「2人分」の捨印を押してもらうこと
たとえ「同姓」でも捨印は証人2人のものを別々に押してもらう必要がありますので注意して下さいね。
捨印の種類について
婚姻届に使用する捨印は基本的に婚姻届に「捺印」した際の「印鑑」でなければいけません。
婚姻届を提出する際に持参が必要なもの
婚姻届の記入捺印を終えると後は届出するのみですが、婚姻届の届出時には他にも用意すべきものがいくつかあります。
用意すべきもの
身分証明証
婚姻届に記入してある人と届け出に来ている人が同一人物か確認するために身分証の提示が求められます。
顔が分かる身分証を用意しておくようにしましょう。
戸籍謄本
戸籍謄本は婚姻届の「提出先」によって必要の有無が変わります。
用意しなくても良い場合は2人の本籍と提出先の市区町村が「同じ」の場合のみ。
基本的には上記以外の場合には戸籍謄本を用意する必要があり、提出先の市区町村と本籍が違う人の分を用意するようにしましょう。
また、本籍地が分からないという場合には戸籍謄本を1通取れば確認することができますので、そちらで確認するようにしましょう。
戸籍謄本の取得方法は窓口で確認してみて下さいね。
印鑑
基本的には必要になりませんが万が一婚姻届に不備があると必要になることがありますので用意しておくようにしましょう。